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セブ島でのダイビングと石けんつくりの日々。10数年前ひょんなことからセブに来てダイビングショップ&石けん工房を始めることになってしまった私の生活雑記帳です。


by angelmarine

南の島の手作りせっけん

a0019117_0179.jpgゴールデンウィークの忙しい時期が過ぎたので、せっけんを作った。
せっけんは気持ちがゆったりしたときに作らないと、なぜか出来上がりが悪い。
まるで私の心の中を見透かしているような、荒んだ意地悪なせっけんが出来上がる。

フィリピンはココナツオイルが名産で、庶民は調理のときに主にこれを使っている。
日本の食習慣にはあまりなじみのないオイルなので、こちらに来てココナツオイルで調理されたものを食べるとおなかの調子をこわす人もいるし、独特の風味があるのでどうも受け付けない、という人もいる。
でも、せっけん作りには絶対に欠かせない基本的なオイル。
これにパームオイルやサンフラワーオイル、オリーブオイルなどなど種類によって色々なオイルを配合して様々な種類のせっけんを作る。

実際に作ったものを熟成させて使ってみると、本当に使い心地がいい。
自分で作ったものだから何が入っているか不安に思うことなく使えるし、肌の調子や用途に応じていろいろなものをブレンドできる。
石鹸を作り始めたら、市販のせっけんが怖くて使えなくなってしまった。

使い心地だけでなく、自然にもせっけんはやさしい。
界面活性剤を使ったシャンプーやボディソープ、中性洗剤と違って、約1日で排水が自然に返るといわれている。
海をフィールドに仕事をさせてもらっている私が少しでも海のためにできることとして石鹸を使うことも、役に立つかもしれない。

現在はほんの少しだけれど、日本から来るお客様やこちらに住んでいる知人などに買ってもらって、その利益をオーシャンケアというNGOの活動資金の一部に当てている。
海洋保護区を作ったり、海にブイを設置したりとちょっとずつ活動も広がっている。
インターネットでも販売をはじめ、少しずつだが買ってくれる方もでてきた。

いつかはせっけんの専門店をこちらにオープンしたいな、と思っている。お店の片隅に実演コーナーと体験コーナーを作って、実際に作っているところを見てもらったり、体験してもらったりして、ショップにおいてある気に入ったせっけんを購入してもらう、というような...。
それにはまだまだ勉強も必要だし、経験ももっと必要。そして資金も。
そんなことを夢見ながら、今日のレシピは“ベーシックココナツソープ”
香料を入れない、オイルとハチミツだけを使ったもの。
1ヵ月間以上熟成させて、こちらの工業地域にお勤めのS氏のところにお届け予定。
今までにも沢山購入していただいて、気に入っていただいている。

せっけんをつくるのは結構大変なのだけれど、私の作るせっけんを気に入ってくれている方のために、これからも心を込めて作っていこう、と思っている。
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# by angelmarine | 2004-05-16 04:03 | 工房のこと

My Birthday

a0019117_04132.jpg
今日は私の誕生日。
午前1時6分にこの世に生を受けた。
未熟児すれすれ、帝王切開で生まれた私は小さいころは身体が弱く、
しょっちゅうお医者さんのお世話になっていた。

繰り返してきた誕生日のなかで、今でもよく覚えていることがある。

まだ幼稚園に行くか行かないかくらいの年の誕生日の昼下がり、
私は母と家の中でテレビを観ていた。
ガラッと玄関の引き戸が開く音がし、すぐにまたしまる音がした。
「あれ?誰だろう、こんな時間に」母が言った。
「ちょっと見てきて」といわれる言葉のまま、私は玄関まで見に行った。
大きなリボンのかかった箱が玄関に置かれていた。
「なにかしら?あけてごらん」と母に促され私は包みを開けた。

中からは「おたんじょうびおめでとう」のカードとピンクのクマのぬいぐるみが出てきた。
うれしかったけれど、そのときの私は「誰がくれたんだろう」という疑問のほうが強かった。
「よかったわねぇ、だいじにしようねぇ」と笑顔の母。でも私は「だれ?だれがくれたの?誰が持ってきたの?」と繰り返していた。
帰宅した父に報告すると、父も「よかったね」と。

そうか、両親がだれかに頼んで、あの時間においてもらったのだ。

とそのとき私は悟った。
普段から仕事柄警戒心の強い父は、絶対に送り主のわからないものは受け取らないし、母だってあて先もない箱を開けたりしない。まして何が入っているかわからないものを子供に開けさせるような母ではない。
そんな両親が手放しで送り主不明のくまのぬいぐるみを子供に与えるわけがない。
結局腑に落ちないまま、それでもかわいいクマのぬいぐるみの誘惑には勝てず
「クマ子ちゃん」と名前をつけてその夜は一緒にベッドに入って寝た。

今思うと、なんてかわいくない子供だったのだろう、と苦笑してしまう。
子供なんだから、素直に喜んでいるだけでいいのに。

実は、今でもこのからくりが気になっていて数年前に両親に尋ねたことがある。
でも、彼らはすでにピンクのクマのぬいぐるみの存在さえ忘れていて、結局いまでも謎のまま。
まあ、それでいいのかな、と思ったりもするが今でもふとしたときに思い出すとなんとなく心の中に小さな石が痞えているような気分になる。

さて、南の島で迎えた今年の誕生日は、どんな一日になるのだろう。
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# by angelmarine | 2004-05-14 07:58 | 南の島のくらし
会社名 Angel Marine Underwater Diving Services Inc.

所在地 Vistamar Beach Resort
Dapdap Mactan Lapulapu City Mactan Cebu 6015 Philippines

設立年月日 2002年3月

資本金  500万ペソ(約1,250万円・設立当時1ペソ=約2.5円)

代表取締役 Cecilia Masuda

業務内容 ダイビングスクール、ダイビングツアーの企画、運営
       マリンスポーツ全般の企画、運営
       撮影コーディネート
       手作り石けん、キャンドル製造販売
       ボランティア活動
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# by angelmarine | 2004-05-12 00:00 | プロフィール

初ブログ

a0019117_24829.jpg セブ島でダイビングを仕事にしてから12年目、そして自分でダイビングショップを始めてもうすぐ3年目を迎えようとしている。
あれよあれよという間に時が過ぎ、自分自身ももうすぐまた1年確実に歳を重ねる...。
無我夢中で過ごしてきた2年だったけれど、ほんの少しだけ心にゆとりがでてきた今、自分の思ったことや感じたことをを文章にしておこうと思い立った。
少し前までは、後悔の念にとらわれることも多かったけれど、今は過去も含めて自分の人生だと思えるようになってきたから...。
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# by angelmarine | 2004-05-11 02:49 | プロフィール