セブ島でのダイビングと石けんつくりの日々。10数年前ひょんなことからセブに来てダイビングショップ&石けん工房を始めることになってしまった私の生活雑記帳です。


by angelmarine

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あなたの優しさわけていただけませんか?

こんなページを作ってみた。
セブ島が好きで...というよりもセブ島で出会った人たちが好きだったのでこちらで仕事を始めようと思ったのだけれど、正直この2年は大変だった。
3年目になっても相変わらず会社の経営状態は苦しいけれど、設立前そして設立当時のもっとも大変な時に頑張って安月給で働いてくれたスタッフには本当に感謝している。そして支えてくださったお客様たち、友人、家族にも。

実は一昨年のある日私が何気なく捨てた襟の伸びたTシャツをスタッフが欲しいと言った。
“どうするの?”と聞くと、“近所に貧しい家の人がいるからその人にあげる”と。

こちらの人は本当に大切に物を使う。
壊れたカバンも、靴も、傘も直せるだけ直して使うし、洋服も日本では窓拭きになってしまうようなものでも丁寧に繕ったり洗濯したりしてとことんまで着る。

そうか、これならできるかも。

まずは自分が着ないで日本に残してあるもの、使わないものを集めてみた。
なんと60キロもあったのだ。まったく、なんと無駄な“贅沢”をしていたのだろう。
次に両親やその知人に声をかけてみた。瞬く間に100キロを越えた。
特に子供のものは1シーズンしか着ないしかもブランド物がたくさんあった。
ドアToドアの業者にお願いして(もちろん有料、事情を話したけれど「仕事ですから」で終わってしまった)現地まで送り、昨年のクリスマスにスタッフの住む地域の子供たちやその家族に配った。それでも行き渡ったのは数十世帯。


少しだけ周りを見回す余裕が出てきて、何か出来ることはないかなとずっと考えていた。
お金持ちじゃないから莫大な寄付なんてできない。まして新しい物を買ってあげるなんてもっと無理。
でも、古着や不用品集めならできるかも...と漠然と考えた。

お客様の中には海外に住んでいて日本が恋しいでしょうと、お会いしたこともないのに
“なにか欲しいものはありますか?”と聞いてくださる方がたまにいらっしゃる。
そういったときには、私たちへのお土産ではなく、ずうずうしいのを承知で古着を...とお願いすると本当にたくさんのものを持ってきてくださったりする。
中にはわざわざ新しい文房具をバッグいっぱい買ってきて下さった方もいらした。
有難い思いでいっぱいだ。

少しだけ調子に乗った私は、もう少し規模を広げてみようかと考えた。
そして作ってみたのがこのページ。

自己満足、偽善者、などと思われるかもしれないけれど
何かの縁でこの島で暮らすようになった私にできる小さなこと。
今は本当に小さなことだけれど、少しずつ積み重ねていつかは“基金”を設立できたらいいなと思っている。
ちいさなダイビングショップのちいさな活動だけれど、セブと日本の虹の架け橋になれたら嬉しいと思う今日この頃なのであった。
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by angelmarine | 2004-10-30 23:42 | 戯言
セブに来て10数年経つというのに、いまだにどうしてもわからないことがある。
それは、こちらの女性がどうやって用を足しているのか、ということ。

お食事中の皆様ゴメンナサイ...☆

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ピントをはっきりさせるとちょっと見るに耐えないのでぼかしを入れてみたが、これが一般的にセブに存在する公衆トイレ。よく見ると、便座がない。トイレットペーパーも備え付けてない。
セブの一部のデパートの有料トイレにいけば便座も紙も備え付けてあるがほとんどのトイレはこの写真と似たり寄ったりだ。
右側のゴミ箱はなんと「使用後の紙」を捨てる。こちらでは下水道も完備されていないし、排水管も細いので紙を流すと詰まってしまう。だから使用した紙は流してはいけないのだ。

疑問その1
この便座でどうやって用を足すのか
ということなんだけれど、ここに直接座るのは汚いし、空気椅子は腹筋が痛くなるし、和式スタイルで用を足すには高すぎる。

疑問その2
こちらの女の子は用を足した後どうしているのか
こちらの女の子は、日本のようにみんながみんなバッグを持って外出するわけではない。
裸のままのお金と携帯をジーンズのポケットに入れて手ぶらで出かけることが多い。
そんな子がトイレに入っても当然ティッシュなどもっていない。でもみんなそのまま入って何事もなかったように出てくる。

疑問その3
トイレ使用後手を洗わないが、食事前には洗っているのか
100人中95人くらいはトイレから出てきても手を洗わない。
そのまま鏡で髪の毛をちょちょっと直して出て行く。


来てすぐなら、きっと友達とかにも聞けたのだろうけれど、いまさらこんなに長くこちらにいるのに、聞くのもなんか...と思って今日に至ってしまっている。
もしかしたら、用を足してもトイレットペーパーを使わないのかしら?
洗わなかった手で外に待たせているボーイフレンドと手をつないで、しかもそのままご飯食べちゃったりするのかしら???と想像はどんどん膨らむ...。

ちなみに、うちの女の子たちには朝出勤時、トイレから帰ってきた時と、食事前、そしてお金を扱った後はアルコールで消毒するように言っている。とりあえず私の前ではやっているけれど、彼女たちはきっと私のことを変なやつだと思っているに違いない...。

どなたか勇気のある方セブの女の子に聞いて、私に教えてくれませんか...?
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by angelmarine | 2004-10-19 12:54 | 気になるもの
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エヴェリンはセブ島で私がやっているちいさなお店、エンジェルマリンの看板娘。21歳、140センチ、Gパンのサイズなんと24インチでもあまるという小さな体ではあるが、オフィスをしっかり守ってくれる頼もしい女の子だ。
家の経済事情で大学には行けなかったが、うちで働き出してからその給料で弟の学費をまかない、自分もコンピューターの専門学校に通う頑張りやだ。頭の回転もよく、1度教えれば次から確実に仕事をこなしてくれるので、1年経たないうちにオフィスにはなくてはならない存在となった。
そんな彼女を連れて、先日ボホール島へ行って来た。名目はお客様の付き添いだが、実際のところは安い給料で早出も、残業も、休日出勤も笑顔で文句ひとつ言わず働いてくれているご褒美。ボホール島はセブ島からも島影が臨めるフェリーで1時間半のお隣の島で、彼女のお父さんの生まれ育ったところでもあるが、彼女は行った事がなかったということを聞いたことがあったからだ。

この写真は映画「グレムリン」のキャラクター、ギズモのヒントになったという、ボホール島にしか生息していない「ターシャ」と一緒に撮ったもの。世界一小さいサルらしい。
この後、ロボックリバーをゆっくりとクルージングし、マイナスイオンをたっぷり浴び、チョコレートヒルズでは100段以上の階段を上り、川岸のレストランでランチ、エヴェリンのウエストより太い大蛇を見た後、新しくできたアイランドシティモールというショッピングセンターへ。
かわいいサンダルをじっと見ていた彼女の足もとはビーチサンダル。そういえば働き始めてから、このサンダル以外履いているのを見たことがなかったな。年頃の女の子だものお洒落したいよな、と。
でも、こちらの国では何もないのに物を買い与えるのはタブー。悲しいけれど従業員とマネージメント側は一線を引かなくてはいけない。
どうしよう、どうしよう...と考えた挙句
「そうだ、ユニフォームは着衣だけだったからサンダルもユニフォームにしよう」
と、社長の独断を遂行することにした。
エヴェリンのサイズ、22センチ。デザインは好きなものをエヴェリンに選ばせた。一足680円。彼女の給料の数日分。
フィリピンの人は甘やかしてはいけないし、主従関係をはっきりさせておかなければいけないと色々な人に言われて入るのだが、どうも私は彼女を含めスタッフを100%「従業員」として扱えない、会社はファミリー、従業員はファミリーの一員などと思ってしまうダメ社長だ。
だから会社が大きくならない、とまわりには言われてしまうのだが一生懸命(ときには文句もいいつつ)働いてくれる彼らを見ているとやっぱりこのままでもいいかな、と思ってしまう。

さて、翌日も元気に出勤してきたエヴェリンだが、いつもにも増して元気に仕事をしていた。
「長い階段を上ったせいで、筋肉痛なの!」
と、笑顔でいいながら。

彼女のジーンズの裾からはボホールで買ったサンダルが控えめに、でもちょっぴり嬉しそうに顔を覗かせていた。
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by angelmarine | 2004-10-16 23:19 | 南の島のくらし

恐るべしセブ島の郵便局

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市役所の外れにぽつんと立っているセブ(ラプラプ市)の郵便局。
島にはここ1件しかない。もちろん郵便貯金や簡保なんてあるわけない。
ここだけで大丈夫なの?と思うかもしれないが
この国には手紙を書いて出したり、受け取ったりせずに一生を終える人も決して少なくない。
番地やハウスナンバーがあるわけでもなく、配達員も一人か二人だから、手紙が届くまでも恐ろしく時間がかかる。
小包は、配達に来ない。
取りに来いという連絡が来て、引き受ける際は受け取り側もお金を払わなければいけない。
しかも日本から送った手紙や小包は数ヶ月、もしくは一生手元に届かないなんてこともたまにある。それでも10年前に比べると到着する率は上がってきているけれど。

料金表もない。
以前、手作り石けんを日本に送ろうと思い料金を聞きにいったら
“送りたいものを持ってきな、量って料金出してあげるから”
といわれた。
“いえ、出すものはこれからなんで、目安を知りたいんですけど...”
といったら、
レシートのような細長い紙に
~500g ○×ペソ
~1Kg  △□ペソ...と書いて渡してくれた。

街中にたまに見かけるポストに手紙を投函しても、いつ回収に来ているのかもわからないし、
私が記憶してる限りでは投函した手紙が届いたことは聞いたためしがない。
やっぱり、郵便局へ出しに行くのが一番...かも。それだって届くかどうかわからないけれど。

ちなみに、ホテルではがきを預かってくれて切手代を払っても、実際は投函せずにホテルの従業員がお金をポケットに、なんていうこともありえない話ではないらしい。
実際私の母がこちらでは一流といわれるコロニアル様式のホテルに滞在したときに出した数枚のはがきは全滅だった。本人宛にも試しに出したのだが、それも届かず。
100ペソといえば一日のお給料の約半分くらいだから、仕方ないのかも知れないけれど。

ちなみに、シャッターが閉まっているのは営業していないからではなく、
シャッターを開けると扉がなくてそのまま郵便局のカウンターになっているため。
要するに暑ければ日差しは直撃、雨が降れば水浸しになってしまうから、それを防ぐため(らしい)。
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by angelmarine | 2004-10-08 08:47 | 南の島のくらし