セブ島でのダイビングと石けんつくりの日々。10数年前ひょんなことからセブに来てダイビングショップ&石けん工房を始めることになってしまった私の生活雑記帳です。


by angelmarine

青パパイヤソープ教

日本から見えたお客様にかなり真剣な顔で聞かれた。
「◎□●○◆と言うメーカーの青パパイヤソープを買いたいのですが、どこで売っていますか」と。
「え?それならどこでも売ってますよ。」 と私。





「○■※?◎!」
お客様のリアクションは文章では説明できない。

日本ではこの青パパイヤソープは幻とも言われており、生産が追いつかず入手困難とまでいわれて、価格はなんと数千円なんだそうだ。

こちらではスーパーでも、雑貨屋でも、薬局でも売っていて、たったの数十円。
しかも生産が追いつかないなんてことはなく、どのスーパーにもてんこ盛りで売られている。
なんと、日本では「角質が取れる(ピーリング効果)」「肌が白くなる(パパイン酵素)」ということでネットでもすぐ売切れてしまうそうだ。

この青パパイヤソープ教の日本の方には残念なお知らせだが、保存料、人工着色料、人工香料のふんだんに使われている石けんは「皮がむけることがある」。これを人はピーリング効果というに違いない。しかもこの石けん5年経っても何の変化もない。しかもこの暑い国での常温保存で、だ。
石けんを作っている人間にとって、これはちょっと脅威である。もしかしたら超スーパーシークレット技法で、何年経っても品質に変化がでないという「ワザ」を使っているのかもしれないが、通常は添加物を入れていない石けんは5年も置いたら酸化するはず。エッセンシャルオイルなら香りも飛んで薄くなっているはず。なのに香りもしっかり、見た目もまったく5年前のまま、といったところである。青パパイヤソープ、と言うのになぜかソープの色はどぎついオレンジ...。
記憶はあやふやなんだけれど、このソープ、グリーンパパイヤって書いてあったかな?たしかパパイヤ、としかかいていなかったような気もするんだけど。

さて、気になるのが日本での販売方法。
石けんはたしか「薬事法」をパスしないと石けんとして販売したり、効能をうたったり出来ないはず。でもこの石けんは堂々とネットで「石けん」として売られている。フィリピンからの直送(個人輸入)なら問題はないが、日本の販売店が許可を持たずに「石けん」として販売しているのは法律にも抵触するはずだ。だけど誰もそんなことは気に留めないのだろう。何しろ「幻のありがた~い石けん」なのだから。

もしこの石けんが200円で販売されていたら、きっとこれほどブームにはならなかっただろう。
石けんを使った人の感想もネット上ではとにかくべた褒め。
もちろん使用感や価値観はそれぞれだから、それをとやかく言う気はないけれど直接「それって本当?」と聞いてみたい気がする。

さて、前出のお客様、ショックを受けた模様だったがたくましい。
「たくさん買って帰ってネットで売るわ!」と。
結局4人家族で免税範囲ぎりぎりを持ち帰り、50倍の価格で販売し瞬く間に完売。
「一人分の旅行代金が浮きました」とホクホクのメールを頂いた。
主婦はたくましい。

うちのグリーンパパイヤソープはフルーツマーケットで買った新鮮なパパイヤから絞ったジュースを入れた無添加の石けんなのにこの石けんのように飛ぶようには売れないなぁ。やっぱり値段を今の10倍くらいにしないとだめなのかな(苦笑)
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by angelmarine | 2005-06-18 01:57 | 戯言