セブ島でのダイビングと石けんつくりの日々。10数年前ひょんなことからセブに来てダイビングショップ&石けん工房を始めることになってしまった私の生活雑記帳です。


by angelmarine

セブ脱出!エヴェリンの初ボホール旅行

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エヴェリンはセブ島で私がやっているちいさなお店、エンジェルマリンの看板娘。21歳、140センチ、Gパンのサイズなんと24インチでもあまるという小さな体ではあるが、オフィスをしっかり守ってくれる頼もしい女の子だ。
家の経済事情で大学には行けなかったが、うちで働き出してからその給料で弟の学費をまかない、自分もコンピューターの専門学校に通う頑張りやだ。頭の回転もよく、1度教えれば次から確実に仕事をこなしてくれるので、1年経たないうちにオフィスにはなくてはならない存在となった。
そんな彼女を連れて、先日ボホール島へ行って来た。名目はお客様の付き添いだが、実際のところは安い給料で早出も、残業も、休日出勤も笑顔で文句ひとつ言わず働いてくれているご褒美。ボホール島はセブ島からも島影が臨めるフェリーで1時間半のお隣の島で、彼女のお父さんの生まれ育ったところでもあるが、彼女は行った事がなかったということを聞いたことがあったからだ。

この写真は映画「グレムリン」のキャラクター、ギズモのヒントになったという、ボホール島にしか生息していない「ターシャ」と一緒に撮ったもの。世界一小さいサルらしい。
この後、ロボックリバーをゆっくりとクルージングし、マイナスイオンをたっぷり浴び、チョコレートヒルズでは100段以上の階段を上り、川岸のレストランでランチ、エヴェリンのウエストより太い大蛇を見た後、新しくできたアイランドシティモールというショッピングセンターへ。
かわいいサンダルをじっと見ていた彼女の足もとはビーチサンダル。そういえば働き始めてから、このサンダル以外履いているのを見たことがなかったな。年頃の女の子だものお洒落したいよな、と。
でも、こちらの国では何もないのに物を買い与えるのはタブー。悲しいけれど従業員とマネージメント側は一線を引かなくてはいけない。
どうしよう、どうしよう...と考えた挙句
「そうだ、ユニフォームは着衣だけだったからサンダルもユニフォームにしよう」
と、社長の独断を遂行することにした。
エヴェリンのサイズ、22センチ。デザインは好きなものをエヴェリンに選ばせた。一足680円。彼女の給料の数日分。
フィリピンの人は甘やかしてはいけないし、主従関係をはっきりさせておかなければいけないと色々な人に言われて入るのだが、どうも私は彼女を含めスタッフを100%「従業員」として扱えない、会社はファミリー、従業員はファミリーの一員などと思ってしまうダメ社長だ。
だから会社が大きくならない、とまわりには言われてしまうのだが一生懸命(ときには文句もいいつつ)働いてくれる彼らを見ているとやっぱりこのままでもいいかな、と思ってしまう。

さて、翌日も元気に出勤してきたエヴェリンだが、いつもにも増して元気に仕事をしていた。
「長い階段を上ったせいで、筋肉痛なの!」
と、笑顔でいいながら。

彼女のジーンズの裾からはボホールで買ったサンダルが控えめに、でもちょっぴり嬉しそうに顔を覗かせていた。
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by angelmarine | 2004-10-16 23:19 | 南の島のくらし